【保存版】フリーランス美容師とは?準備するもの、年収、保険まとめ | FLIP! – フリーランス美容師向け面貸しメディア

【保存版】フリーランス美容師とは?準備するもの、年収、保険まとめ

フリーランス美容師向けメディア「FLIP」です。
フリーランス美容師白書と称して、フリーランス美容師の国内数の推移や人数について調査をしていきたいと思います。
また、そもそもフリーランス美容師とはどういう働き方なのか、メリット・デメリット、そして課題などをご説明致します。

フリーランス美容師は国内のどの程度存在しているのか

こちらの数値は今まで国内では公的機関/メディアともに発表されてきませんでした。
しかし、17年11月6日(月)発行の日経MJに衝撃的な見出しとともに実数が公開されたのでご紹介致します。
※残念ながらWEB記事は発見出来ず..

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国内のフリーランス美容師の数は8.3万人か


先日発行された日経MJ内に「フリーランス美容師 急増」という記事が掲載されており、
そちらにフリーランス美容師の実数値が公表されておりました。

その数なんと、8.3万人にもおよぶとのこと。
しかし、こちらの数字ですが、業務委託美容室で働くフリーランス美容師の数も含まれていそうです。

業務委託のことを存じ上げない方向けにフリーランス美容師とは何なのか、イチからご説明させて頂きます。

フリーランス美容師とは?

フリーランス美容師とは、自身で美容所を保有せず、美容所の空きスペース(面貸し・ミラーレンタル)を借り、自身で集客し、顧客に施術し対価を得るという働き方です。
従来の美容室と違う点は、全てが個人であり、シャンプーから施術まで全て一気通貫、そして会計などもご自身でされている点が違うところとなります。

今までの美容室との違いを下記で図にしました。

表にすると下記のようになります
中々素敵な働き方のような気がしますね。

しかし、そんなフリーランス美容師にも2つの定義があることをご存知でしょうか?
違いは”集客”です。では違いをご説明させて頂きます。

フリーランス美容師には「業務委託型」「面貸し型」の2パターン存在する

フリーランス美容師には業務委託型と面貸し型の2パターンが存在しています。
ではこれらの違いをご説明させて頂きます。

業務委託型のフリーランス美容師

業務委託型のフリーランス美容師は、ほとんど美容室に雇われているのと違いはありません。
図解化してみると下記のようになります。

おわかり頂けますでしょうか・・?基本的に美容室が「場所」「集客」は行い、
そこにきたお客さんを施術するというのが業務委託型のフリーランス美容師です。

おそらくこちらの美容師が国内で8.5万人ほど存在しているものだと独自推計しております。
日経MJで公表されたフリーランス美容師は、恐らくこちらの業務委託型のフリーランスの数が多いものだと思われます。

面貸し型のフリーランス美容師

では次に面貸し型のフリーランス美容師について解説致します。
こちらは「業務委託型」とは違い、場所の確保以外は全て自身でやるという点が違いになります。

集客のリスクや税金・保険など自身でやらなければいけないので手間は多いですが、
還元率や歩合は面貸し型の方が高い水準にあることが一般的です。
では次に面貸し型vs業務委託型を比較してみたいと思います。

業務委託型vs面貸し型フリーランス美容師、どちらの方が働きやすいのか

業務委託型と面貸し型、どちらのフリーランス美容師の方が働きやすいのでしょうか?
こちらが比較になります。

集客のリスクがない分、業務委託型の方が魅力的ですね。
しかし、カット単価などが安くなりがちなため、指名になりにくい傾向にあると思われます。。
ご自身で集客できるかたは、圧倒的に面貸し型の方が良いかと思われます。

フリーランス美容師は稼げるのか?メリットとデメリット調査した

ではフリーランス美容師は、従来の美容師よりも稼げるのでしょうか?
また稼げたとしてメリットデメリットは存在するのでしょうか。
ネットの情報をもとに調査してみました。御覧ください。

フリーランス美容師の実給与と年収を調べてみた


KAMIU:【第5弾】最年少21歳、女性フリーランス美容師の武田志桜里さんに月収などリアルを聴いた。
21歳のフリーランス美容師さんの記事です。こちらの記事によるとなんと手取りは50万を超える場合もあるとのこと。

「収入」に関しては、現在平均50~60万円ほどの手取りとなっています。アシスタント時代の2、3倍になりました。売上からお席代の月11万円と薬剤費を抜いた分が手取り収入になります。

21歳で50万超えって一般企業よりも貰ってますね、、、

さらに大阪の堂前さんという方は売上を毎月公開されています。
その売上の推移がこちら


KAMIU:【実録】フリーランス美容師宣言を行った3名の行方。現在の集客や給料は?

賃料が7万円ほどで、週10万ほど稼がれているので、40-7の33万が手取りですかね。。

以上2名をご紹介させて頂きました。これら2つの事例こちらは稼げる場合です。
集客がうまくいくかどうかが鍵なので、指名客がある程度いれば稼げると言えるでしょう。
集客出来るかどうかがフリーランス美容師にとっては鍵といえると思います。

フリーランス美容師のメリット・デメリットは?

ではフリーランス美容師になることのメリットデメリットはなんなのでしょうか。
メリットも多い反面、デメリットも多いことが見てきました。

メリット:リスクの少ない店舗独立に近い。

フリーランス美容師といっても個人事業主です。
そのため、店舗を盛って独立するのとほぼ変わらないといえば変わらないんですね。
店舗での独立とフリーランス美容師の独立を比較してみました。

フリーランス美容師は「初期費用」「維持費」「自由さ」がやりやすいのが特徴です。
店舗での独立は「完全に自分の自由な空間」という点がメリットですね。
やはりフリーランス美容師は、初期費用のリスクがなく、自分で独立出来るというのは非常にメリットとして強いですね。

デメリット:個人事業主となるため様々な手続きがある&集客リスク

では次にデメリットを見ていきましょう。
フリーランス美容師は個人事業主なので、保険や税金など諸々の手続きを自分で行う必要があります。
店舗での独立もフリーランス美容師も保険や税金・確定申告をすべて自分でというのはほぼ変わらないですね。

ただ、現在はそういった面倒臭さを代行してサポートしてくれるサービスも現れています。
AirLifeというサービスはフリーランス美容師や個人店オーナー向けの税金や保険のサポートサービスです。

なんと月4000円~で確定申告に必要な書類などお願いできるとのこと。ぜひ見てみてはいかがでしょうか。

店舗独立とフリーランス美容師独立を比較してみた

では最後に、店舗で独立する場合とフリーランス美容師を比較してみました。
メリットデメリットで比較すると下記のようなイメージです。


特に変わりはありませんが、店舗独立の方が初期費用や借入などのリスクが高いことが目立ちますね。
では、次が収益シミュレーションです。


個人店で経営した場合、結局借入の金額が多いためそちらの費用が重たいですね。(700万借り入れて5年返済する計画です)
一方でフリーランス美容師の場合、借入金返済などはないので全てが所得になります。

なんと5年で1500万ほどの差が生まれました。
給湯器の故障ケースやエアコン清掃費を入れるともう少し所得に差ができそうです。
なので、雰囲気を作り込みたい人は個人店、将来の資産形成をされたい方はフリーランス美容師が良いと思います。

資産形成できるという点ではフリーランス美容師が良いですね。
補足すると店舗の場合は、「人を雇うこと」でさらにスケールさせることが可能なのが違いです。
人を雇う力・集客する力があるのであれば店舗での独立を検討しても良いかと思います。
(ただ、フリーランスでもチーム制のところもあるため、そちらだとほぼ初期費用0での開業が可能)

フリーランス美容師になる上で気をつけること

ここまでフリーランス美容師のメリットデメリットなど見ていきましたが、
実際にフリーランス美容師になる!となったタイミングで気をつけることなどあるのでしょうか。
色々あります!全て網羅的に説明していきますので、こちらを参考ください。
LINE@ではフリーランス美容師独立に向けたチェックリストも配布しています)

集客の準備をする


まずフリーランス美容師になるとして、集客はどのように行う事を考えられていますか?
フリーランス美容師は新規集客が非常に限られてきます。
ホットペッパービューティは使えないことが多いので、、、

なので、どのように集客をするか考えることから始めましょう。
もし指名客が一定数いるようでしたら、どのようにその方々に継続して頂くかを考えましょう。
おすすめは個人LINE@で連絡をやり取りし合うというのがおすすめです。
(個人のLINEだとプライベートと仕事が一緒くたになってしまうので。。)

LINE@のつくり方などはまた別の記事でまとめさせて頂きます。

薬剤の手配をする


ミルボンの【オルディーブ アディクシー】使用感レビュー

次に薬剤の手配です。今までのサロン使っていたディーラーさんは個人事業主もOKでしょうか?
基本的に大手のディーラーさんは個人取引をNGにしている美容室ディーラーが多いです。

そのため、個人でやりとりしてくれるディーラーさんを探す必要あります。
FLIPでは、提携の美容室ディーラーさんがございますので、VIP待遇でご紹介可能です
(大手メーカー製品で30~40%オフでの仕入れが可能です)
薬剤関連に関してはLINE@でご相談くださいませ。

利便性を考えると、少し高いですがB-Zoneなどの問屋さんで買うのもありだと思います。
ただ継続的に薬剤を仕入れするのであれば、ぜひ安いディーラー様をご活用くださいませ。

フリーランス美容師になるまでの流れ

次にフリーランス美容師になるまでの具体的な流れをご説明致します。
結構すっ飛ばしてやってしまう方が多いので、必ず全てやるようにご留意ください。

面貸し美容室を探す/見学に行く

まず当たり前ですが場所を決めましょう。
面貸し美容室には下記の2種類が存在しています。

  • 固定貸し型
  • 歩合貸し型

一般的なのが歩合貸し型で、相場は美容師への還元が50~60%です。
薬剤費は込の場合が多いです。

固定貸しの場合は月11万円・1時間1000円ほどが相場となっています。
もしご自身の客単価が高いのであれば、時間貸しの方が稼げるケースが多いです。

このあたり非公開なサロンも多いので、もし興味あればLINE@までご相談くださいませ。

個人事業主開業届などの提出

次にサロンが決まったら、ご自身の個人事業主としての開業届を提出しましょう。
ちなみに、開業時の提出物は下記になります。
多すぎて頭が痛くなりそうですよね。。。

 個人事業の開業・廃業等届出書(全員必須)
 事業開始等申告書(全員必須)
 所得税の青色申告承認申請書
 青色事業専従者給与に関する届出書
 給与支払事務所等の開設届出書

代行できるサービスもありますので、活用頂くのも手かと思います。
AirLife フリーランス美容師向け税金/保険サポート

ちなみに役所のいけば丁寧に教えていただけるので役所にいってしまうのも手かと思います。
ちなみに個人事業の開業届は開業から1ヶ月以内に持っていく必要があります。お気をつけて・・・

健康保険・年金の申告と手続き

次に気になるのが健康保険関係ですね。こちらも手続きが必要な場合が多いです。
個人事業主の場合、一般的には「国民健康保険」「国民年金」の2つに加入する必要があります。
このあたりFLIP編集部も苦手なのでわかりやすくご説明致します。

健康保険の手続き

健康保険の手続きといっても4パターン存在しています。

  1. 国民健康保険に加入する
  2. 健康保険組合
  3. 上記の健康保険組合の任意継続
  4. 扶養家族に入る

もうわかりづらいですよね。。。(笑)
1は新たに国民健康保険に入るというケースです。
美容室業界ですと、通常はこちらが多いかと思います。
市役所や区役所に問い合わせし、加入してください。

2~4ですがイレギュラーなので、端折って説明致します。
ケースバイケースなので、詳しいく聴きたい方はFLIP LINE@にご相談ください。

2は美容国保などの独自の業種・職種別の健康保険組合です。
美容業だとあまり入れるのが少ないのですが、こちらの方が安くなるパターンもあります。

3は元々健康保険組合(美容国保など)に加盟していた場合、2年間は継続することが可能なのです!素晴らしいですね笑

4は年収が130万円未満の場合、ご家族の保険に加入が可能です。

それにしても何で保険関係ってこんなにややこしいんでしょう。。。
フリーランス美容師の方で保険関係も相談したい方はぜひお気軽にご相談くださいませ。

年金の手続き

次に年金の手続きです。こちらは非常にシンプルで国民年金への加入を行うのみです。(基本的に20歳以上は皆さん一度は加入しています)
正社員の場合、厚生年金というものに加入しているはずなので、そちらからの切替になります。

切替は役所で出来ますので、市役所・区役所でご相談くださいませ。

フリーランス美容師としての確定申告の準備

最後にみんなが苦手な確定申告の準備ですね。。。
確定申告には青色申告と白色申告があります。

細かい説明は端折りますが、
税金を収めるための計算書を提出する必要があるということです。
税金は基本的に経費を除いた売上、つまり利益が税として計算対象になります。

そのため、どのようなものが経費で落とせるのか理解しておくことが重要です。
AirLife フリーランス美容師向け税金/保険サポート

AirLifeでは24時間LINEで経費相談なども可能で月4000円~なので、
こういったサービスを使うのが手ではないかと思います。。

フリーランス美容師になるための準備物

では次にフリーランス美容師になるにたあって必要な備品や準備物をご紹介致します。
薬剤など多岐にわたりますね。。
チェックリスト用意しておりますので、欲しい方はまでご相談ください。

薬剤(カラー剤・パーマ剤など)

当たり前ですが薬剤が必要になります。
ただこちらは美容室で準備して頂いているところもありますので、
必要な場合がある、という感じですね。

多くの美容室ディーラーさんがフリーランス美容師は取り扱っていただけません。
FLIPでは、提携の美容室ディーラーさんがございますので、VIP待遇でご紹介可能です
(大手メーカー製品で30~40%オフでの仕入れが可能です)
薬剤関連に関してはLINE@でご相談くださいませ。

備品類

次に備品類ですね、カットクロスなどです。
ただこちらも美容室側で準備している可能性があるのでいらない場合が多いです。

クレジットカード決済

こちら非常に重要です。クレジットカード決済用の端末になります。
Squareやコイニーが有名ですね。スマホがアレばクレジットカード決済ができるという優れもの。。
(しかも決済手数料が3.3%と良心的です。)

下記などチェックしてみてください。

会計&顧客カルテアプリ

次に会計アプリと顧客カルテアプリですが、
こちらはLIMEで足りるのではと思います!

会計機能もあるようなので、月次の売上などを見ることが可能です。
ぜひインストールしてみてくださいね。

最後に

長々と解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
フリーランス美容師にはメリットもデメリットも存在しています。

リスクも大きいですがリターンも大きいのがフリーランス美容師の世界です。
ぜひ、ご興味ある方や、チェックリストが欲しい方は、FLIPまでご相談くださいませ!

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