美容師といえば、他の職業に比べて労働環境は決して良いとはいえないです。今回は、美容師が休日出勤しなければならない状況と理由について説明していきます。
目次
美容師が休日出勤する状況
出勤時間以外の「活動時間」が存在する
美容師には、出勤時間とは別に「活動時間」が存在します。これは、お店の開店前・開店後に自主的に行う練習時間のことを指します。そうなると、一日のほとんどをお店で過ごすことにいなりますが、練習時間は勤務時間としては認めてもらえません。
休日に開催されるセミナーに参加する
多くの美容室は定休日が月曜日なので、月曜日にセミナーや勉強会・講習会が集中します。これらは、お店からの強要ではなく自分の意思で行くものとなります。
もちろん、セミナーに参加しない美容師も多くいますが、美容室業界は流行の移り変わりが非常に早いです。そのため、セミナー等に参加して、常にアンテナを立たせておく必要性があります。
休日の撮影会やコンテスト
セミナーや講習会以外にも、撮影会に参加したり、時にはコンテストに出場することも美容室としてのスキルアップにはとても良いです。
ところが、これらも先ほどと同様にお店の強要ではなく自分の意思で行くものとなります。
美容師が休日出勤する理由
美容師が休日出勤する理由として、以下のことが挙げられます。
美容師としてのスキルを磨きたいから
美容師はスキルを向上させたいと思う方が非常に多いです。理由としては、技術職なので常に流行やスキルを学ぶ必要があるからです。また、他の職業に比べて独立思考の方が多いということも考えられます。
お店から休日出勤を強要されるから
美容室の多くは勤務時間=営業時間で明記されています。これは労働基準法(1日8時間、1週間40時間以内)を守るためになりますが、実際には勤務時間よりも勤務することが多いです。
カットの練習時間、掃除時間などと言い訳をつけて、曖昧に表現することで言い逃れできるギリギリのラインのお店が非常に多いです。
有給としての休日は日数が少ないから
美容師は有給がほとんど使えないという話は聞いたことがありますか。他の業界であれば、転職したばかりで休みにくい、とか忙しい時期は休みにくいということがあるかとは思います。
美容室業界においては、常に人が足りていないため、有給を取りにくいというのが現状です。また、それ以外にも指名客の予約などであれば、対応できるスタッフが限られるため休みを取りにくいです。
美容師は休日出勤を覚悟しなければいけない
いかがでしたか。美容師は技術職ということもあり日々学ばなければいけない、ということや、人手不足などが原因で休日出勤は非常に多い状況です。その辺りを覚悟した上で、美容師になる必要があるかもしれません。