美容師が労働時間が原因で裁判になった事例2選  | FLIP! – フリーランス美容師向け面貸しメディア

美容師が労働時間が原因で裁判になった事例2選 

夢を持って美容師になり、華やかな世界かと思いきや、意外に地味で、収入が少なく、その上拘束時間が多いのを理由に夢半ばで業界を去ってしまう人も多い美容業界。

その理由のひとつに「労働時間の長さ」があります。しかも、会社勤めならもらえるであろう残業代が全く出ない店も多く、「訴えてやる」と息が荒い美容師さんも少なくないと言われています。ここでは、労働時間が原因で裁判になった事例についてご紹介致します。

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美容師が労働時間が原因で裁判になった事例①いきなり裁判のケースはまれ

華やかに見えて、実は昔からの師弟関係や職人気質な風習から抜けきれない美容業界。美容師の労働環境が改善しないのは、その昔からの「見て覚える」「技を習得するまでは無休・無給」などという慣習から抜けきれないのが原因ではないか、とも言われています。

それはとてもストイックである意味美しい世界ですが、労働時間が長すぎるゆえにせっかく入った美容業界を離れてしまう人が多いのも事実です。

いきなり訴える人はそれほどいない?!

労働時間が長すぎてその上、残業も払われないので、勤めていた美容室をいきなり「訴える」行動を起こす人は実はそれほどはいないようです。

訴えるといっても、何十万ものお金がかかることですし、第一、訴えるという行為に慣れていない、どうやったらいいかわからないというのがその理由のようです。

相談に乗ってくれる法律事務所は増えたけれど

現在では、労働問題の相談に乗ってくれる法律事務所も増え、相談料はかからない、着手金が要らないなど、気軽に相談できる環境が整っています。しかし、法律が絡んでくることですし、専門家にまかせているとはいえ、自分も法律には明るくないので、いきなり会社を民事裁判で訴えるところまで行く人はそれほど多くないのが現状のようです。

美容師が労働時間が原因で裁判になった事例②「残業代請求」のケースが多い

いきなり会社を訴えることはしないけれど、退職のタイミングで、会社に「残業代請求」をするケースが多いようです。この場合も、現在では着手金ゼロ、無料相談などで、力になってくれる法律事務所は多いようです。

では、具体的に残業代が払われたとしたら2年間ではいくらになるのでしょうか?月給25万円、月に休みは6日、勤務は朝10時-夜10時の12時間勤務の場合、2年間の残業代は390万円にものぼると言われています。

弁護士費用はこの請求金額によって計算されますが、民事裁判になるよりもぐっと少ない金額ですむのが魅力です。

「残業代請求」に必要な書類は?

残業代請求の場合には、10人未満の事業所では、「週に44時間まで」を超えると残業となりますので、それを証明する書類が必要となります。

それには、勤務表やタイムカード、勤怠ソフトなどのコピーがあれば理想的ですが、会社を退職してから請求に踏み切るケースが多いため、それらをコピーできない場合もありますので、会社の人に宛てたメールやメモ、それに自分でExcel等で作成した勤務表でもOKのところが多いようです。

それらと請求書を会社宛に「内容証明郵便」で送りますが、それを手伝ってくれるのが法律事務所です。

もちろん請求をして、無事に会社からお金が払われた場合には、成功報酬として、法律事務所にもお金を払わなくてはいけませんが、もともと払われなかった残業代が戻ってきたのですから、その喜びに比べれば、大したことがない金額です。感謝の気持ちをもって支払いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?残業時間が原因で会社を訴えた事例をご紹介しましたが、いきなり民事裁判で訴えるケースはまれで、退職してから会社に残業代を請求するケースがほとんどとなっています。その場合も、多少費用はかかりますが、法律に明るい法律事務所に依頼するのが得策と言えるでしょう。

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