美容師が独立した売上はいくら?年間1000万円? | FLIP! – フリーランス美容師向け面貸しメディア

美容師が独立した売上はいくら?年間1000万円?

念願かなった美容師の独立!でも独立はスタート地点でもあります。これからは月給ではなく、自分で自分の「食いぶち」も稼いでいかなくてはなりません。

正直な話、どのくらいの売上があればやっていけるのでしょうか?家賃や材料費、そして光熱費などの諸経費によっても違ってくると思いますが、独立した人の話を元に、赤裸々な情報をご紹介致します。

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美容師独立時の売上は?①まず、サロンの家賃はどのくらい?

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美容師が独立して、サロンを借りますがこれがなんといっても一番大きな支出です。地方によっても変わってきますが、平均は15坪で15万円くらいだと言われています。これが毎月出ていってしまうわけですから、大きいですよね。人を雇った場合は、その次に大きいのではないでしょうか?

美容師独立時の売上は?②光熱費・保険料はどのくらい?

また、光熱費も大きな出費です。NYのエコな美容室になるとすべてを太陽光発電でまかなっているなんてところもありますが、それはほんの一握り。美容室は光熱費を使ってなんぼですから、電気や水道、ガスを使わないと仕事になりません。こちらも地方によって大きな違いはあるでしょうが、月平均はだいたい10万円くらいのようです。

それに店舗の火災保険なども月々4000円前後かかるのも忘れてはいけません。

美容師独立時の売上は?③材料費はどのくらいかかる?

次に材料費です。パーマ液やカラー剤がすぐに頭に浮かびますが、中間酸リンスや、前・後処理剤もあります。また、カットの時でもシャンプーやコンディショナー、仕上げにも洗い流さないトリートメントやスタイリング剤が必要となってきます。

意外に無駄が多いカラー剤

特にカラー剤は、最初に控えめに作る傾向にあるのですが、足りなくなって作りすぎたとか、余るけどもったいないから大量に湿布してしまうなどで、意外に無駄に使っている場合も多いのです。このようにちょっとした意識の違いが長期で見ると経費の無駄に繋がるケースが多いのです。材料費の理想は売上の10%に抑えるといいと言われています。

お客様カルテにカラー剤の必要量を書いたりして節約

この無駄を防ぐには、髪の量で使用量が違うので、お客様のカルテにカラー剤の使用量を書いておくことや、よく出る色やめったに出ない色を見極めて発注をコントロールする、ディーラーは1社でなく2社以上使い、安い方から買うなど、いろいろ節約法はあります。

美容師独立時の売上は?④借り入れ金額の返済

美容師独立時に自己資金で賄える人はまれで、大半の方は公庫などから借り入れをされていると思いますが、1000万を借り入れた場合の返済は平均10万円になります。こちらも家賃や人件費に次いで大きな出費ですね。

美容師独立時の売上は?⑤機器のリース

美容師独立時には、中古で機器を買ってしまう人もいますが、ボイラーやセット椅子、シャンプー台などをリースする場合もあります。この代金が1ヶ月だいたい25,000円。けっこう大きいですね。

美容師独立時の売上は?⑥通信費

通信費もバカになりませんよね。インターネットプロバイダ代や電話代、それにBGMで使う有線などもあります。これでだいたい1万円前後です。BGMや電話がない美容室なんてきいたことがないですよね。これも必要経費です。

美容師独立時の売上は?⑦ざっくりと1日の売上はどのくらい?

美容師が独立して店を始める時、どのくらいの売上が見込めるか、まず試算をしてみると、1人で施術する場合は1日2.3人のお客様を施術するとして、売上は2万~3万、2人で施術するのであれば、その倍は見込めますが、その分人件費もかかってしまいます。ざっくりと1人経営でやっていた場合、月に60万円といったところでしょうか?100万円行っていたら繁盛しているほうでしょう。

小規模共済、専従者給与で節税対策

もし、共同経営者がいる場合、廃業や退職時の生活資金などのために積み立てる、いわゆる企業でいうところの退職金である「小規模共済」に入ることで、上限7万円までかけることができ、経費となりますので節税対策に効果的です。奥さんが従業員の場合も、専従者給与として払っていれば節税対策となります。

美容師独立時の売上は?⑧税金にご用心!

税金や消費税に注意!

たとえ月々の売上が100万円行っていたとしても、共同経営者や専従者給与、そして経費を引くと、あれ?という金額になってしまいます。さらに年商が1,000万円を超えると「消費税」がかかってきてしまいます。これは年商1200万円くらいで35~40万、3月に一括払いとなります。さらに、市民税、所得税、個人事業税がのしかかってきます。

ざっくりと毎月かかる経費はいくら?

光熱費・材料費・電話代・材料費・借入金返済・リース代、などで支払いが月に40万円程度、それに人件費が加わると、1ヶ月に100万円程度の売上があったとしても、手元に残るのはそれほどないという悲しい現実です。

まとめ

美容師独立時の売上は、月に100万円あったとしたら、客単価が8500円程度、1日あたり3~5人施術、となります。経費などが約40万円かかりますし、人件費や税金も考えると手取りの生活費はそれほど多くないのが現状です。

ここはとにかく経費節減や税金対策をして、いかに出費を賢く抑えるかが決め手となりそうですね。

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