美容師の労働時間はどれくらい?週60時間? | FLIP! – フリーランス美容師向け面貸しメディア

美容師の労働時間はどれくらい?週60時間?

働く人の中でも朝早くから夜も遅くまで働いているイメージの強い美容師さん。一体彼らは何時に出勤して、何時ころ帰っているのでしょうか?

美容師さんといっても、2タイプがあります。ひとつは正社員として美容室で勤務するタイプ、そしてもうひとつは「面貸し」と呼ばれる、いわゆる個人事業主、フリーランスタイプの美容師さんです。

ここではタイプ別にわけて、美容師さんの労働時間をご紹介いたします。

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美容師の労働時間はどれくらい?①正社員の場合

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美容学校を卒業するちょっと前に美容師国家試験を受けて無事に合格し、4月からは正社員として、美容室に入店するのが一般的な美容師さんの進路だと言われています。

出勤したら開店準備

一般的に美容室の開店時間は10時頃と遅いですが、その前に開店準備や掃除もありますので、新人の場合は朝9時には出勤しているようです。出勤したらまずおしぼりやタオルの準備、ミラーやガラス、トイレ、シャンプー台など水回りの掃除、それにミーティングなどがあります。

それに時にはカットやパーマなどの技術講習、社内の講習などもありますので、店がオープンする数時間前には来ることもあります。

1日の休憩時間は?

そしていよいよ開店。新人の場合はまだカットは任されませんので、ひたすらシャンプーやスタイリストのサポートです。ロッドはずしやカラーを手伝うこともあります。

休憩は法的には8時間以上働くなら1時間取っていいことになっていますが、30分くらいがいいところ。すでにカットなどができるスタイリストですと、週末、年末など忙しいときは、カットのお客様も立て込んでいますので、ちょっとした合間にお昼ごはんを食べるだけなので15分も取れればいい場合もあります。

暇な時間帯は休憩していいところも

ようやくお昼休憩が終わったのが結局午後3時などというケースも多い美容業界。普通は辛くないのかな?と心配になりますが、慣れてしまうとそれほどでもないようです。お客様が引いた時間帯には、バックルームで休憩してもいいところも多いようです。

閉店後にはまた講習

そして午後8時。ついに閉店時間がやってきました。といっても、最後のお客様が帰られるまでは、気が抜けません。予約時間が押せ押せになり、結局お客様が帰ったのが午後8時半。そこからカット講習や反省会などがある店もあるようです。また、閉店後にカットモデルさんが来店して、カットをすることもあります。日によって違いますが、退店時間は10時をとっくに回ることもあります。

美容師の労働時間はどれくらい?②面貸し美容師の場合

美容師になって、6~7年経つとカットも一人前に出来るようになり、正社員より稼げる「面貸し」と呼ばれる形態で働く人が多くなります。

「面貸し」の働き方とは?

面貸しはいわゆる「個人事業主」のような働き方で、店によって多少は違いますが、場所代を払って美容室の鏡がある「面」を借りるような形で売上の40%~50%を賃金としてもらう働き方です。正社員時代は店の所属でしたが、面貸し美容師の場合は頼れるのは自分、一匹狼で実力勝負となります。

「面貸し」が増えた理由は?

現在では正社員として勤務するよりも、この面貸しの形態で働く美容師さんがぐっと増えたと言われています。面貸しとして働く側にしても労働時間は予約が入っている時だけで、自分の自由時間が増えるし、材料代、家賃などのリスクがなく経営感覚が養える、雇う側としても、正社員なら必ず必要な労働保険や雇用保険、社会保険の負担がないので、お互いにメリットがあると言われており、そのために面貸し美容師が増加したのではないか、と考えられています。

また、面貸しは、社員時代よりも収入も多くなることがほとんどで、この面貸しで独立の資金を貯め、開業する人も少なくないと言われています。

自由時間が多い「面貸し」

面貸し美容師の場合は、予約が入った時だけくればいいため、朝早くから技術講習を受けたりとか、開店準備や掃除をしたりということがありません。

雇う側もスタッフ数が足りないのにスペースが空いているなどの状況を解消できるので「雇わないけど、カットを代わりにやってくれませんか?」という契約で業務を委託しているため、予約の入っている時間以外は、何時に来てくださいとか、掃除をして下さい、講習を受けて下さい、などと面貸し美容師を拘束することはできません。

そのため、びっしり予約が入っているときは、ずっと美容室にいてたっぷり稼げばいいし、逆に予約があまり入っていない時は早めに退店して、自分のスキルアップの時間に充てたり、感性を磨くための時間に充てたりということもできます。

時間単位で拘束時間が縛られることがないため、好きな美容の仕事はできるけれど、プライベートな時間も大切にできる、いわば雇い主と雇用者がWIN-WINの関係になれると言うことが出来るでしょう。

したがって、面貸し美容師には、拘束時間はありません。予約が入っている時が労働時間なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?美容師には正社員と面貸しの2タイプの働き方があり、拘束時間が長い正社員に対して、労働時間は店の予約が入っている時だけの面貸しと、その労働時間、拘束時間にはとても大きな違いがあります。

ただ、面貸しは美容師を5年以上やって実力がついてからでないと雇ってもらえないため、社員美容師は拘束時間も長くて辛いですが、はじめは正社員で頑張ることとなりそうです。

また、収入の点では、正社員は拘束時間が長い割に固定給があり、毎月収入は保証されています。大手の美容室だと、雇用保険や労働保険、社会保険もちゃんとあって、有給もあるところも多いですが、面貸し美容師は完全歩合制。自分にお客様が来なければ収入はゼロとなってしまいますので、収入面では不安定だと言えるでしょう。

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