美容師独立失敗例3選を紹介! | FLIP! – フリーランス美容師向け面貸しメディア

美容師独立失敗例3選を紹介!

美容師さんもだいたい30才前後になると、独立を考える傾向にあります。やはり美容師になったからには独立を目指したいですよね。

そんな中、毎日美容室にやってくる美容ディーラーさんの話に乗って失敗したケース、独立して店がオープンしてからチラシを打って失敗したケース、それに独立時に融資をうけずに失敗したケースをご紹介いたします。どれも「ありがち」なケースなのです。

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美容師独立失敗例①ディーラーの言いなりになるな!

出典:https://www.flickr.com/

店に勤務していたまだ若い美容師さんが、独立するのは、ディーラーさんのおすすめに乗って独立してしまった、という人も少なくないようです。

ディーラーさんとは、美容商材の販売の他、教育セミナーや経営コンサルタントなども受け持っている人で、美容商材を売る会社に所属していることが多く、しょっちゅう美容室に出入りしています。

若い独立志望の美容師がカモに!

ディーラーさんは、若い美容師がいずれは独立したいと考えていることを知っていますから、物件の世話をしてくれたり、美容機器をすすめてくれたり、なにかと世話を焼いてくれます。

それはありがたいのですが、実はディーラーさんもこのところの不況で、経営が苦しく、大口の機器などが売れないですから、小さなサロンを回る数を増やして営業し、売上を増やすしかない状況にあるのです。

そこで目をつけたのが、まだ若くて実力もままならない美容師さんというわけです。

自分の実力を顧みず、言われるままに契約をしてしまうケースも多いですが、実はディーラーさんは、不動産屋にキックバックをもらっているのです。

経営がうまくいかないときはセミナーをすすめる

また、いざ独立したはいいけれど、なかなかお客が来ないという時には、「いいセミナーがありますよ」と、集客セミナーの話をもちかける。これでは、あなたはディーラーさんのいいカモです。

もちろんすべてのディーラーさんが悪者というわけではないですが、美容室同様、ディーラーさんも生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているのです。

自分でなんとかできることを考える

このようなときは、全部ディーラーさんに頼り切るのではなく「自分でなんとかできないか」を考えてみましょう。

例えば、コストを削減するには、チラシの印刷のグレードをちょっと下げてみる、電気料金を節減するため、電力会社を替えて電気代を安くする、毎月取っていた雑誌をちょっと減らしてみる、など小さなことから始めるのもいいかも知れません。

それに、お客様が来ない原因をもう一度考えてみて、ヘッドスパや炭酸シャンプーなど、トレンドのものを取り入れてみるとか、カラーもアッシュ系、グレージュ系などトレンド色を多く入れてみるなどいろいろアイディアを取り入れてみましょう。

美容師独立失敗例②集客はオープン前にじっくり考えよう!

独立を決めたら物件探しから始まって工事、工事担当者と改装状況のチェック、什器の選定や導入、搬入、ましてや一人で始めるとなると、怒涛の忙しさ。半年くらいはすぐに経ってしまいます。

オープン前は怒涛の忙しさ

そんな中でも、オープン予告のチラシ、HP作成などをしなくてはいけません。「大丈夫、既存のお客さんが来てくれるから」と思ってたかをくくっていませんか?

既存のお客さんも一ヶ月にそう何回も来てくれるわけではありません。二ヶ月に一度がいいところです。

あとは、新規のお客さんに頼ることになりますが、オープン告知をしないと、ほとんど来てくれません。

オープン時チラシクーポンの威力

オープン時に有効なのが、やはり「クーポン」の威力です。チラシの一部をクーポンにして、カット初回30%オフ、炭酸シャンプーサービス、選べるオプション30%オフなど、趣向を凝らしてみましょう。

オープン後数ヶ月は、このオープン時の集客がもろに影響します。数ヶ月はチラシの効果で、注目が集まっているので、お客様もどんどん集まりやすい状況にあるのですから、この時期に集客してリピーターを作るのもおすすめです。

美容師独立失敗例③無理せず融資を受けられるときは受ける

とにかく融資嫌いな人ってどの業界にもいます。融資=借金、借金は嫌いだから、とにかく都会で面貸しで稼いで資金を貯め、開業するぞと意気込んでいる人も多いでしょう。

貯めたお金をつぎ込んでは、生活がままならない!

それも確かに正解なのですが、貯めたお金を開業資金につぎ込んでしまい、生活がままならないというのでは、精神面にも影響しますので、いいパーフォーマンスが生まれてきません。

美容師は接客業ですので、余裕のない精神状態はお客様にも伝わってしまいます。一度そういうことを経験すると、お客様はリピートしてくれないことも多いのです。開業時に借金を嫌うあまり、自分の貯めたお金でなんとかなると融資を受けなかったために、開業してからが大変でついには廃業という事例もあるのです。

そんなときは、開業時時点の段階で無理せず、融資を受けることがおすすめです。技術面では開業を目指すくらいですから、絶対的に自信があるあなたなら大丈夫!それに面貸しで貯めたお金がある程度あれば、融資も難なく通ると思います。

そもそも開業時はいちばん融資を受けやすい時なのです。そして返済の実績が残りますから、次に事業を広げようとしてまた融資を受けようとする時にも、受けやすくなります。金融機関はやはり年収300万の会社員のほうが、個人事業で年収1000万の美容師よりも信用する傾向にあります。フリーランスはそれだけまだ信用がないので、、まず実績を作ることが大切です。

「開業率」を上げるという国の政策進行中!

それに現在では国の政策として、開業率を5%から倍増させようとしていますので、融資条件も融資額もゆるやかになっているのです。

融資を受けるには、事業計画を作成し、創業融資センターなどの金融機関の担当官と面接を受けることになります。

また、融資は一人で借りに行くよりも、専門家や担保、保証人がいたほうがうまくいき、金利も低く借りれることが多いようです。

まとめ

いかがだったでしょうか?美容師開業の失敗例を3例、ご紹介致しました。

美容ディーラーさんは、ベテランの方が多く、とにかく親身になって相談に乗ってくれるのはいいのですが、営業が絡んでいて口車に乗せられてしまうこともあります。自分に必要かどうかを見極めるようにしましょう。

また、開業前はとにかく怒涛の忙しさで、なかなか開店予告のチラシを打つところまで気が回らず、開店してから打とうと思っている人もいることでしょう。でもそれではほぼ手遅れ。開店予告は早めに作成しておきましょう。忙しいときはテンプレートを使い、必要事項だけを当てはめるように事前に作っておくのも手です。

また開店資金は無理をせず、生活費なども頭に入れて融資をうけるようにしましょう。とにかく独立したら、身体が資本なので、健康にも気をつけて下さいね。

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