さまざまな職業の中でも精神的にも身体的にもキツイとされる美容師ですが、仮にバックレた場合にサロンはどのような行動を起こすのでしょうか?また、美容師をバックレた場合にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。今回は「美容師はバックレたら家まで追いかけてくる?」というテーマで、美容師をバックレる場合に考えておくべきことを紹介していきます。
目次
家まで追いかけてくる?美容師がバックレた場合のサロンの行動
最近ではさまざまな雇用形態があり、責任感を伴っていない若者が急に音信不通になるバックレも少なくありません。思ったよりもキツイ仕事であることが分かり、続けていくことが難しいと判断されることの多い美容師も例外ではありません。仮に美容師として勤めている時にバックレたらサロンはどのような行動を起こすのでしょうか。
家まで追いかけてくる
まず考えられるのは、家まで追いかけてくるという行動です。ただし、追いかけてくると言う表現と少しニュアンスが違うのは、力ずくで引きずり戻そうという目的ではないということです。基本的には、安全の確認や本人の意志を確認するために訪問することがほとんです。詰問されるケースはあまりありません。
本人および緊急連絡先に電話する
来るべき人間が来ないということで、サロンは雇用する際に確認している本人および連絡先に頻繁に電話をします。美容師をバックレたという事実は、言いにくいかもしれませんが親くらいには伝えておいたほうが良さそうです。直接話したくない場合に親から伝えてもらうという手段をとることもできます。
捜索願が出されたケースも
本当にごく一部ですが、全く連絡がとれない状態を続けてしまい、警察へ捜索願を提出したというケースもあります。そうなった場合、警察が家を訪れることになり、よそから見れば何か事件があったと余計な噂になってしまうことも考えられます。
美容師をバックレる前に知っておきたい3つのこと
美容師をバックレるという行為が社会人として無責任な行為であるという点は、誰もが相違なく抱く感情でしょう。ただし、他者からの評価ではなく、将来的に自分が損をする行為であるという点も忘れてはいけません。ここからは、バックレる前に知っておきたい3つのこととして、将来的にどのように自分のデメリットとして降りかかるのかを記載していきます。
退職届けを出していない場合
美容師をバックレる方のほとんどが把握していませんが、実は退職届は提出後2週間で必ず認められます。美容室の中でもひどい経営を行っているサロンは美容師からの退職届を受け取らず、結果美容師がバックレざるを得ないような状況を作り出している場合もあります。仮に提出した退職届を受理してくれない場合には、労働監督署に相談しましょう。法的に個人の意思を組まない美容室の責任を問いてくれます。
懲戒解雇になった場合
最悪のケースとしてすべてバックレた美容師の責任とされてしまうことも考えられます。ほとんどの美容室の経営者であれば、バックレた美容師への対処は心得ていますので、懲戒解雇。ようはクビにする手段を知っています。そうなった場合、次の職場を探すのが非常に難しくなり、噂が出回る美容業界で再び働くことはできないと考えたほうが無難です。
バックレた後に交渉を行わなかった場合
美容師をバックレてしまった以上、ほとんどの方が勤めていた美容室とは話したくないでしょう。ただし、バックレてしまった後にでもしっかりと退職の意向を伝えるようにしましょう。どんな経営をしているサロンであってもバックレる前まで在籍していた証拠は残されています。そして、その証拠がある以上、給与を支払う義務が美容室にあります。連絡をしにくいという気持ちは分かりますが、少し間をおいてからでも交渉を行うことをおすすめします。
サロンの状況で美容師がバックレた時の対処が変わる
美容師がバックレた場合のサロンの行動は、そのサロンの経営状況で変わります。特に大手の美容室でさまざまな法律に正通している場合には、家まで追いかけてきたり、果たすべき責任から目を反らすことはないでしょう。ただし、雇っている美容師がひとりだったり、売り上げを確保できる美容師の数が少ないようなサロンでは、バックレた美容師の意思を確認するまで追いかけてくることも考えられます。
まとめ
美容師という仕事が思いの外厳しく、バックレたいという衝動に駆られたとしても冷静になる必要があります。しっかりと退職の意思を伝え、向き合ってくれない場合には労働監督署へ相談しましょう。また、バックレた美容師の家まで追いかけてくる、本人および緊急連絡先に連絡するのは退職の意思を確認するためです。勝手に連れ戻されると解釈し、その後のコンタクトを一切とらないという行動は避けるべきでしょう。受け取れるはずの給料をもらえない、懲戒解雇となりその後に影響するなどのデメリットしかありません。