会社やお店を経営する上で、常にリスクはつきもの。もし何かあってから対応するのは遅いですよね。そこで、今回は美容室経営において必要な保険について紹介していきます。
目次
美容室経営で入るべき損害保険とは
美容室経営において、偶然のリスクをカバーするためにあります。一定額の金額が支払われる生命保険とは異なり、損害額によって支払われるようになっています。
美容室では刃物や薬物を使用するため、仮にお客さんに被害を及ぼしてしまう事故やけがになりかねません。そこで、以下のようなものがあります。
施設事故補償
施術をする上でお客さんに損害を与えてしまった場合のためのものです。
店舗管理事故補償
店舗内で発生した身体障害をカバーするためのものです。
生産物賠償補償
店舗で販売した商品によって発生した身体障害をカバーするためのものです。
一時預かり品補償
サロンで預かったお客さんの荷物の紛失・盗難に対する損害賠償をカバーするためのものです。
火災・盗難等損害補償
店舗での空き巣事故・火災事故による盗難障害等を補償するためのものです。
休業損害補償
店舗が火災したり水濡れ事故などで休業した場合の損失をカバーするためのものです。
美容室経営で入るべき生命保険とは
美容室経営において、万が一の事があった場合に支払われるものになっています。生命保険は貯蓄ではありませんが、必要な期間・補償額・資金・目的に合わせて準備することができます。
3タイプに分けられる
種類としては、主に3タイプとなっています。
・保険料は増えないが、額が増えるもの
・脳卒中、心筋梗塞、ガンの3大疾病に該当する病気の際の保証や一時金がもらえるもの
・適用期間がとても長いもの
経営者であれば、期間がとても長いものをおすすめしています。
必ず加入しなければならない保険
美容室・サロン経営をしていて、かつ法人化している場合に、入らなければならないのが厚生年金保険です。こちらは社会保険とセットで入るするものとなっており、国民の義務なので必ず支払わなければなりません。未加入の場合、取り締まりを受ける可能性もあるので十分に注意する必要があります。
また、未加入のスタッフは将来、老齢年金がもらえないだけではなく、障害年金や遺族年金も受け取ることができない可能性が高いです。
いかがでしょうか。すべての業種に言えることですが、美容室経営が安定することはないと思います。もしもの事を考えて、対策を考えておくことをおすすめします。