ボーナスというのは基本的に年収の20パーセントから30パーセントあるものですが、美容室の場合ボーナスが出ても数万円というところが多いです。
これは美容師が職人であることに根付いているようです。
職人は出来高制で、言い換えるとフルコミッションに近く、例えば指名ランキング別に賞与が与えられるなどのシステムがある美容院もあります。
また、面貸しの場合フルコミッションですので、ボーナスで喜ぶというより、お客さんがたくさんついてくれて、給料が増えるのが楽しいといった感じです。
美容室はオーナーになっても同じことがいえ、どれだけ集客ができるかで、年収が増えることになり、ボーナスがどうとかでは無いです。
基本的にボーナスが年収の20パーセントから30パーセント出る会社員がうらやましいかもしれませんが、あくまでレールに乗って既定の仕事を続けるしかなく、ほとんどが課長にもなれない現状があります。
美容師は一方で技術と集客能力で自分のお客を集めることで給料を上げられる職業ですので、それだけやりがいがあるのではないでしょうか。
美容師とボーナスについて①美容師の年収システム
美容師はアシスタントの期間が3~5年ありますが、この期間は基本的にボーナスが出ません。
スタイリストになってもボーナスは出ない美容室もありますし、出ても数万円です。
ですが、スタイリストになって面貸しをするだとか、人気ランキング賞与制の美容室で働くと自分の技術と集客能力で年収を上げることができます。
比較的大規模なサロンに就職して人気ランキング賞与をもらうか、面貸しをしてフルコミッションをして、年収を上げるかの選択になります。
もちろんライフワークバランスを考慮して、面貸しで、ぼちぼち頑張ることができるのも美容師の大きなメリットです。
また、サロン開業という手もありますが、こちらも自分一人でぼちぼちしたい方には向いているといえます。
何にせよ美容師は職人業ですので、美容業界そのものが出来高制(歩合制)だと考えてもらうと分かりやすいです。
サラリーマンでも窓際の人がいますが、窓際を勝ち取るにはそれなりの大企業である必要があり、バカにさられているけども窓際になるのが難しく、働き方に緩急をつけることができる美容師は、その点では優れた仕事であるといえます。
美容師とボーナスについて②ボーナスでなく年収で勝負
美容室でボーナスがあまり出ないことは上で述べました。
では年収はどうなのでしょうか。
中には年収1千万円を超えている人もいるようです。
何かというと美容師の年収は自分次第ということです。
オーナーになる、面貸しになる、有名店でトップスタイリストになる他色々です。
年収1千万円を稼ぐ大卒のサラリーマンなんてそうそういませんし、少なくとも中学生くらいから勉強を頑張って高校受験、大学受験を死ぬ気で頑張ってきた人達の中でも、仕事の素質がある人が初めて年収一千万円を超える訳です。
サラリーマンには転勤がつきもので、当然人間関係もうまくないと昇進できず、非常に厳しい世界なのです。
しかも年収一千万円も稼ぐ人となれば当然残業もやっています。
正直美容師が年収一千円を稼ぐ方が私的には楽な道に見えてしまいます。
ボーナスでサラリーマンと比べても結局モノをいうのは年収ですので、ナンセンスです。
美容師は自分の腕と集客能力でいくらでも給料を増やせますので、無理しない程度に効率よく頑張れば、大卒サラリーマンを抜くことはそんなに難しいことではありません。
そもそも大卒サラリーマンの大半は大学受験までしか頑張っておらず、大学は遊んで、就活で少し辛い目に合い、就職後に現実を目の当たりにし、腐っていくパターンが非常に多いです。
美容師はなってからが勝負で、大卒サラリーマンを恐れる必要はありません。